ぐうのね雑記

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逆さ吊りにされる花束

茶店が好きだ。時々近所の喫茶店に行って珈琲を飲みながらスマホをいじったり本を読んだりする。

最近はそれが高じて、少し遠くまで足を伸ばして喫茶店巡りをしている。

 

飲食店の中でも喫茶店や居酒屋には店主の好みや個性が出やすいように思う。

落ち着けるスペースを作りたいと趣向を凝らしている店もたくさんある。

 

私はどちらかというとカフェというより純喫茶、いわゆる昔ながらのどっしりした作りの喫茶店が好きなのだが、それでもオシャレな今風のカフェにも入ることがある。

 

その今風のカフェに入って内装をしげしげ眺めていると、やはりインテリアにも流行を取り入れてるのがわかる。

 

入り口は大抵ガラス窓が大きくとられていて、時には入り口に面した壁一面がガラス張りのこともある。中が見えやすく開放的だ。

このガラス窓に向かってカウンターがしつらえてあることも多い。

 

照明も壁や家具の色も明るく天井も高めで、広く見える。置物やインテリアも数を絞ってあり、一つ一つのデザインもシンプルだ。

 

その中でも私が最近よく見るなと感じるのは、壁や天井から逆さ吊りにされている花束である。

ドライフラワーのこともあるし、グリーン系や木の実などがあしらわれていることもある。

 

あれは何なのだろうと思って調べたら、「スワッグ」というものらしい。

生花を花瓶に生けるよりは長持ちするし手入れも少なくて済むが、植物を飾れてあたたかな雰囲気になるということなのだろう。

 

流行りのカフェにはよくこれがぶら下がっている。

無論観葉植物や切り花もあるが、スワッグの人気は高く、さりげなくどこかに下がっている。

 

他にもインテリアとして、各テーブルの上に傘付きのペンダントライト、コームバック型のウィンザーチェア、ガラス製のドリンクサーバーなどもよく見る。

 

今までに行ったカフェの中で、定期的に内装を変更するという店もあった。面白いコンセプトである。

 

茶店はただ珈琲やお茶を飲ませるだけでなく、居心地の良い空間も楽しんでもらおうという心意気が感じられて面白い。

 

これからも色んな喫茶店に行ってみたい。またスワッグが見られるかもしれないし、そうでない別の発見があるかもしれない。